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HTTPステータスコードについて

対処方法, 紹介

Webサイトにアクセスしたときに、正常な画面を見ることができず、「404 Not Found」や「503 Service Unavailable」といった3桁の数字が表示されたという経験はないでしょうか?
この3桁の数字は「HTTPステータスコード」と呼ばれ、たくさんの種類があり、それぞれ意味する内容が異なります。HTTPステータスコードを知ることで、アクセスしたサイトに何が起こっているのかを自分で把握することができるので、この機会にぜひ覚えてみて下さい。

HTTPステータスコードとは?

HTTPステータスコードを簡単に説明すると、Webサーバーからのレスポンスの結果を表す、3桁の数字のことを言います。
普段何気なくWebサイトを閲覧する際、Webサイトが表示されるまでには、以下の処理が行なわれています。

①Webブラウザから閲覧対象のWebサーバーに対して、リクエストが送信される。
②リクエストを送信したWebサーバーからレスポンスが返ってくる。
③Webサーバーから受け取った内容をWebブラウザに表示させる。

HTTPステータスコードは、②のタイミングでWebサーバーから受け取った返事の部分に該当し、Webサイトを正常に表示できなかった原因について、3桁の数字で教えてくれます。

HTTPステータスコードの種類と意味

HTTPステータスコードには、100番台から500番台まで様々な種類があります。
それぞれの番台の特徴や、代表的なHTTPステータスコードについて、説明します。

100番台

100番台のステータスコードは、Webサーバーがもう少し情報が欲しい、処理に時間がかかるなど、継続して処理されている状態を表しています。

100 Continue

これまでのすべての処理が OK であり、クライアントが要求を続行するか、または要求がすでに終了している場合は無視することを意味します。

200番台

200番台のステータスコードは、処理が成功して正常にレスポンスできている状態を表しています。
Webブラウザから正常にWebサイトを閲覧できている場合は、ほとんどが「200 OK」を返しています。

200 OK

リクエストが正常に処理できたことを意味します。

202 Accepted

リクエストは受理されたが、まだ実行されていないことを意味します。

300番台

300番台のステータスコードは、リクエストの完了に追加処理が必要である状態を表しています。
例えば、「301 Moved Permanently」は301リダイレクトと呼ばれ、恒久的にページを移動する場合に用いられています。

300 Multiple Choice

リクエストに対して、複数のレスポンスがあることを意味します。

400番台

400番台のステータスコードは、Webブラウザからのリクエストに誤りがあり、レスポンスを返せなかった状態を表しています。
クライアント側での操作や入力に不備があった際に発生するエラーなので、400番台のエラーが出た場合、一度ご自身の操作や入力内容を見直すのが良いです。

401 Unauthorized

アクセス権がないまたは、認証に失敗している状態のことで、認証に必要なIDやパスワードが誤っている場合に発生するエラーです。

403 Forbidden

アクセスが禁止されている状態のことを指します。
原因としては、クライアント側で管理者によってアクセスが禁止されている場合などが考えられます。
VPNなどの特定のネットワークからのアクセスのみ閲覧可能であったり、管理者向けのページやディレクトリなどの特定の人に向けたページを閲覧した際によく見られるエラーとなります。

404 Not Found

サーバーがリクエストされたリソースを見つけることができない状態を意味します。
URLの誤りによってエラーが発生する場合もあるので、一度URLが正しく入力されているかを確認するのが簡単な対処方法です。

500番台

500番台のステータスコードは、サーバーがブラウザからのリクエストの処理に失敗した状態を表しています。
クライアント側では復旧するまで何も出来ることはありません。サーバ障害が復旧するまでは時間がかかりますので、ある程度の時間を置いてから再度アクセスをすると正常に表示することがあります。
400番台と異なる点は、クライアント側ではなく、サーバー側にエラーの原因がある点です。

500 Internal Server Error

サーバーの内部に何らかのエラーが発生し、正常にリクエストを処理できずにWebサイトを表示できない場合などに用いられます。

503 Service Unavailable

Webサーバーが過負荷状態に陥るなどして、Webサイトを表示できない場合などに用いられます。
一気に大量のアクセスがWebサイトに集中した場合などに発生する為、見かけることの多いエラーコードとなります。