CPUの性能比較
スペックの見方
Core i7が最高ではない!
スペックの見方
Core i7が最高ではない!
PCを構成する重要なパーツであるCPU。
「i3」よりも「i5」よりも「i7」と書いてある方が性能が良い、そんなことはありません。
CPUの性能比較やスペックの見方について記述します!
まず、現在使用中のPCのCPUは、
「スタートボタン(Windowsアイコン)」を右クリックし「システム」
で確認できます。
目次
CPUの性能比較サイト
例えば、「Intel(R) Core(TM) i5-11400H」
のスペックを調べたい場合、
Webで「CPU 比較」などと調べると、
CPU性能比較表(ノートパソコン・タブレットPC)【2021年最新版】
↑こちらのような便利なサイトがありますので、
「Intel(R) Core(TM) i5-11400H」はi5ですが、
世代によりi7やi9よりも性能が高いことがわかります。
代表的なCPUメーカー
intel
世界首位のシェアを誇り、
Core iシリーズが現代の主流となっています。
性能はi9(デスクトップPC用)>i7>i5>i3>Celeron>Atomの順で展開されています。
AMD
intelに次ぐメーカーです。
RyzenシリーズはRyzen 9>Ryzen 7>Ryzen 5、とintelに製品と対称関係で比較されます。
Apple
2020年11月10日にAppleは自社設計した「Macのためのチップ」を発表しました。
「Apple M1 Pro」は2021年12月20日現在、最高水準の性能を誇っています。
世代による差
同時期に発売されたものでは、
Core i7(ハイエンド)>i5(ミドルレンジ)>i3(ローエンド)
という位置付けになりますが、
発売時期によりスペック差がかなり異なるため、
第8世代i3 > 第7世代i5ということも大いにあり得ます。
中古のPCなど購入時には注意しましょう!
世代の確認は、
「Core i7 11800H」であれば第11世代、
「Core i7 8850H」であれば第8世代、
とCPU名称で判別できます。
「H」などのプレフィックス部分については、
話が長くなりますのでまた別記事とさせていただきます。
CPU性能の基本的な見方
クロック周波数
一番ざっくりと分かりやすいのがクロック周波数です。
クロック周波数の値が高ければ高いほど1秒間に多くの処理が可能となり、
データの転送の速度や処理が早くなるという事になるので、
CPUの性能が高いという事になります。
コア数
コアは人間の脳*だと想定してください。
デュアルコアだと2つ、クアッドコアだと4つあることになり、
こちらも多ければ性能が高くなります。
コア数が多ければ、同時に複数のアプリケーションを処理することができます。
*CPUはコックさん、メモリは調理台など
色々と例えられることがあります。
キャッシュメモリ
CPUのキャッシュメモリとはCPUの中にあるメモリです。
メインのメモリ(RAM)やUSBフラッシュメモリとは違います。
キャッシュメモリは、よく使用するデータを一時的に保存しておくものです。
キャッシュメモリが無いCPUや3次キャッシュまであるものもあり、
こちらも多ければ性能が高くなります。
CPUソケット
こちらはCPUの性能ではなく、物理的な形状のことです。
PCを自作する際は、ソケットの形状が合わないと
物理的にCPUがはまりませんのでご注意ください。
以上、CPU性能の基本的な見方でした!
「単純にi7であれば良いというわけではない」
というということが伝われば幸いです!