パソコンの動作が遅くなる原因と対処方法
パソコンを長く使用していると、だんだんと動作が遅くなり、ストレスを感じるようになった経験はないでしょうか?
こんな時は、まずパソコンの動作が遅くなった原因を調べ、それを改善する対処方法を試すのが良いでしょう。
今回は、パソコンの動作が遅くなる原因や対処方法について、ご紹介します。
目次
パソコンの動作が遅い原因
HDDやメモリの故障
HDDとは、パソコン内にあるデータやファイルを保存しておく場所のことで、インストールしているアプリケーションやOSのシステムファイルも保存されています。
メモリとは、アプリやOSを立ち上げた時、一時的にデータを保存しておく場所です。
パソコンの立ち上がりまでに時間がかかったり、フリーズが多い場合は、HDDやメモリが故障している可能性があります。
メモリ不足
メモリの空き容量不足によって、ファイルやアプリが開けないことがあります。
タスクマネージャーから、起動中のアプリやバックグラウンドで動いているプロセスのCPUやメモリの使用率を確認することができるので、使用していないアプリが動いていた場合は、そのアプリを終了することで動作が軽くなります。
使用しているアプリの負荷が大きい
特に重いアプリを起動している場合は、多くのメモリを使用するため、注意が必要です。
メモリの使用量が多いアプリを常時使う場合は、メモリの容量が多いパソコンを利用するのが良いでしょう。
ウィルスの感染
ウィルス感染により、パソコンの動作に悪影響を与えている場合があります。
悪意のあるサイトやメールを開いたり、ソフトウェアをダウンロードした時に感染するので、セキュリティ対策を万全に行い、ウィルスの感染を防いで下さい。
ほこり
一見関係が無さそうですが、パソコンにほこりがたまることによって、電子機器であるパソコンの内部に熱がたまり、動作が遅くなる可能性があります。
そのため、パソコンにほこりがたまらないように、定期的に掃除をすることが大切となります。
パソコンの動作を早くするための対処方法
スタートアップアプリを無効にする
スタートアップアプリとは、パソコンが起動された時に自動的に立ち上がるアプリのことです。パソコンは起動時に大きなメモリを消費するため、スタートアップアプリの設定をしていると、より高い負荷をパソコンに加えることになります。
なので、少しでもパソコンへの負荷を軽減するために、必要のないスタートアップアプリは無効にしておくのがおすすめです。
常駐プログラムを減らす
パソコンに様々なソフトを入れることによって、動作が遅くなることがあります。
常駐プログラムと呼ばれる、常に動くソフトやアプリがメモリやCPUを使用しているために起こります。自分では使用している意識がなくても、バックグラウンドで動作しているものもあるので、不要なプログラムは減らしましょう。
※セキュリティソフトなどの大切なソフトは、誤って削除しないように気を付けて下さい。
メモリの交換・増設
メモリ不足が原因の場合は、新しいメモリに交換したり、今使用しているメモリにプラスしてメモリを増設することによって解決できます。
HDDから不要なファイルを削除する
パソコン内にある不要なファイルを削除することによって、HDDの空き容量が増え、パソコンの動作も軽くなる可能性があります。
HDDの空き容量を増やす方法として、以下の方法があります。
- 使用していないファイルやフォルダを削除
- 使用していないアプリやソフトを削除
- フォルダを圧縮する
- 外部メディアにファイルを移動する
- ディスククリーンアップを行う
ウィルスチェックの実施・駆除
ウィルスチェックを実施することで、パソコンがウィルスに感染していないかを確認することができます。もし、ウィルスに感染していた場合は、そのウィルスを駆除して下さい。
ウィルスのチェックから駆除まで実施したい場合は、セキュリティソフトの導入をおすすめします。
同時に複数のアプリを起動しない
数種類のアプリを同時に起動したりする分には問題がないと思いますが、メモリの使用量が多いアプリを複数同時に起動していたりすると、使用しているパソコンのメモリ容量によっては、動作が遅くなる可能性があります。
使用されているパソコンのメモリ容量を意識してアプリを使うことにより、こういった事態は防ぐことができます。
パソコンを再起動する
パソコンの動作が遅い原因が分からない場合は、パソコンを再起動してみて下さい。再起動することで、起動中のプロセスがいったん終了してRAMメモリが綺麗になり、動作が改善されることが期待できます。