プログラミング言語の種類と特徴
現在、プログラミング言語の種類がいくつあるか、ご存じでしょうか。
ある程度利用されている言語に限っても、250種類以上存在すると言われています。
そこで、今回は代表的なプログラミング言語と簡単な特徴について、ご紹介します。
目次
Java
Javaは、日本で見る求人数では長年トップを維持している人気のあるコンパイル言語です。
ソフトウェアを開発する環境とそれを実行する環境が違っていても動作する為、高い汎用性を持つのが特徴です。
Javaを用いてできることの一例として、以下のようなことがあります。
- 業務系システム開発
- Webアプリケーション開発
- Androidアプリ開発
- デスクトップアプリケーション開発
- 組み込み系システム開発
- IoTのシステム開発
特に安定性が求められる大規模な業務系システムの開発ではよくJavaが利用されている為、需要がとても多い言語となります。
プログラミングを学習する際、どの言語を勉強すれば良いか分からないという方は、とりあえずJavaを学習しておけば間違いないでしょう。
Kotlin
Javaに似た静的型付けの汎用的なコンパイル言語です。
文法はJavaよりも簡潔に書けるのが特徴です。
Kotlinは、Googleが発表したAndroidでも公式に認められている言語で、Androidアプリ開発ができる言語として需要があります。
Javaと比べると、需要は劣りますが、Androidアプリを開発したいという方は、Kotlinを学習するのが良いでしょう。
Swift
Swiftは、2014年にAppleが発表した、iOSアプリなどのApple製品向けの開発ができる静的型付けのコンパイル言語です。
Swiftが発表される以前は、Objective-Cというプログラミング言語でiOSアプリなどの開発が行なわれていましたが、Objective-Cは複雑で習得が難しいというのが難点でした。
SwiftはObjective-Cと比べてシンプルで習得が容易なので、iOSアプリなどのApple製品向けの開発がしたいという方は、Swiftを学習するのが良いでしょう。
Python
Pythonは動的型付けのインタプリンタ言語です。
自動処理や統計・解析、数学系ライブラリが発達しており、人工知能や機械学習における深層学習のデータ処理に長けていることから、多くの人工知能開発に用いられています。
AIの開発や機械学習が注目されたことにより、人気が高まってきているプログラミング言語のひとつです。
Ruby
Rubyは日本人のまつもとゆきひろ氏によって生み出されたスクリプト言語です。
RubyはWeb開発を得意分野としており、サーバーサイド処理で使われることが多くあります。
また、「Ruby on Rails」というフレームワークを利用することで、より効率的にRubyでの開発を進めることができます。
ただし、Rubyの人気は下降気味となっているので、需要は減りつつある状態です。
PHP
PHPはサーバーサイドのWeb開発に特化したスクリプト言語です。
Webアプリケーション開発向けのフレームワークは多く存在しているので、比較的簡単にWebアプリケーションを開発することができます。
また、PHPはWordPressで構成されたWebサイトをカスタマイズする上で必須の言語となりますので、PHPを使いこなすことができれば、Webサイトを自分の好きなデザインに変更することも可能です。
自分のブログサイトやECサイトを作成したいという方は、PHPを学習するのが良いでしょう。
Go
Go言語は、Googleが開発した静的型付けコンパイル言語です。
シンプルな言語体系で非常に高速であり、同等の処理を行った場合、Javaの30分の1しかメモリを消費しないというメモリ効率の良い言語で、メモリ破壊がなく並行処理を得意としています。
並列処理が軽いため、マルチコアやネットワーク化されたシステムの開発に適しています。